2401-03月期アニメの感想-2

 Part1はこちら。

・最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
 制作・STUDIO MASSKET、総監督・山内重保。放送前のCM時点でなんかこれ凄いクオリティじゃない?と思っていたがコンテ演出も山内重保さんだった1話は度肝を抜かれる出来だった。詳細を語らないながらも辛い目にあった事情は理解できる脚本・コンテの構成、その独特な雰囲気をより正確に伝えるための丁寧な作画芝居と、森や平原が続いても同じ場所には見えず、旅をしていると分かる背景の細かな設定と描き分けなど、全部良い。あくまで原作ありきの翻案の範疇でここまで本気の再構成が出来るのか。
 流石に1クール通してその翻案を整備する事は難しかったのか、スパイを見つけるシリーズは段取りめいてしまっていたが、それでも最終話Cパートで過去のソラがこの世界の攻撃性にどれ程怯えていたかを描いてからアイビーに出会うラストで締めたのはやっぱり褒めたい。アイビーがテイマースキルを持っていてたまたまソラと出会ったから有能なスライムを手に入れた訳では無く、似た者同士の二人が惹かれ合った事が強調されているのは見事だ。どうしても途中のストーリーを変えられない分、最後にそのシーンを入れてやろうとずっと虎視眈々と構えていたかのようなスタッフ陣の執念を感じられるラストだった。
 何か大きな事を成し遂げた対価とかでは無い、些細なアイビーの行動に対して大人たちが優しくしてくれるのを見るだけで自然と涙が流れるようになっていたのでやはり立派なアニメだったなと言いたい。

・葬送のフリーレン(連続2クール目)
 2クール目も面白い…。ハンターハンターをモロパクリしたような試験内容と登場キャラなのに、ちゃんと面白い話を原作にしてもアニメにしても作り出している。戦闘作画の凄さが今期もトップクラスなのは勿論なのだが、アクションが派手になる回を特別頑張りましたという訳ではなくて、テンション自体は日常回やフリーレンのこれまでの体験が現在に繋がる回に合わせていて、ちょっと他の作画アニメと比べても余裕が違うなとすら感じる。やっぱり動かすからには動かしたことの凄さを伝えたい・動かす所に作品の山場を持って行きたいテンションになるアニメが多い中で、動かしつつも敢えてここまでchillした空気にコントロールできる斎藤圭一郎監督恐ろしいなと思う。

・治癒魔法の間違った使い方
 かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう等も手掛けた緒方隆秀監督作。それも監督自ら6話以外の全コンテ兼半分以上の話数で演出まで務める働きぶりで、作品の安定感にも直結していた。スズネやローズに振り回されるドタバタを楽しく描きつつ、治癒するという事は戦いで怪我する人間が現れるからなんだという理由あっての事、とシリアスに引き締めるのも忘れないバランス感覚。ローズに無茶ぶりに振り回されながらウサトが過酷な修行をする、というだけの回でもそれ自体が面白いのでもう無敵だった。
 特にローズ過去編のアウルをはじめとした部下たちのキャラの立て方は綺麗だった。退場させる前提が分かっている幸せな日々のやり取りであったとしても、1話程度の時間で仲間を失ったローズの悲しみをしっかり視聴者に刻み込みつつ、同様に今ウサトが居る事のうれしさも格別なモノになるように引き上げている。ローズが復活する際に、何かきっかけになる当時の重要アイテムを見つけたとかそういう外的要因があった訳では無く、シンプルに仲間たちとの日々を思い返した結果として彼女たちに恥じる事の無い生き様を見せようと立ち直る説得力を出せたのが凄かった。ローズ自身の強さや仲間たちと過ごしてきた日々の正しさがより一層強固なモノに感じられる。
 結構影の面積が多くなるキャラデザやコンテ、そして深い影の色設定な気がするが、それが逆に治癒術士であるウサトの善性を強調するかのように光を意識する画面になっていたなと感じた。

・スナックバス江
 早口でまくし立てるアニメにするしかないと思っていたので、現実的な会話のペースにしたのは意外だしアリだと思った。ただやっぱり原作の面白さは自分が今追いかけている漫画の中でもかなり上位に来るものなので、それが見れない辛さはある。なので原作のこのシーンがカットされただ台詞回しが変わっただと言ってる人らについてはそんな事どうでも良いだろしょうもないと思いつつ、かと言ってこの作品のポテンシャルはこのアニメで見れる程度のモノでは無いのだが~?という事も言いたかった。メンドクサイファンだ。とりあえず、メインの客は森田・タツ兄・山田という印象なので、ゲストが多いとその印象が薄れてしまうのが勿体なかったんじゃないでしょうか…。

・ぽんのみち
 中盤ぐらいまでは唐突なパロが元の可愛いキャラデザにマッチしていなくてシンプルに面白く無いし、作中キャラの跳と同じく麻雀真面目にやってくれよという気持ちが強かったのだが、入り浸れる秘密基地を得た麻雀を覚えたての若者がつい取りたくなる行動としてはこのパロや反則技の応酬は正解だよなあと理解して思い直した。
 麻雀を題材にしたオリジナルアニメを作りましょうと企画してこれを出すのは中々凄い。特に11話が好きで、おせちや雑煮等を用意していく様子は正月のイベント感と生活感の気分を見事に両取りしていて、この空気の心地良さを強く感じられた。なしこが雑煮を煮ている最中に仲間たちがテンション高く麻雀を打っている景色がとても美しい。

・結婚指輪物語
 BD等で規制解除版があるアニメその3にしてその中でも一番好き、というか今期の中でも上位に来るぐらい好きだったな。タイトルや出だしが硬派なので1話OPのラストで急にサービスカットが入ったのは面食らったが、チグハグになっている訳ではなくシリアスな話もサービスカットもちゃんとやる意識あっての事だった。
 特に、ハーレムモノでありながら同行する仲間男性のマルスとアラバスタがヒロインたちと同じレベルで好感の持てる人物で、見ていて爽やかになれる気持ちの良さがあった。主人公サトウ役の佐藤元さんはハイテンションな叫び声が特徴的な人だが、もっと叫び声が特徴的な千葉繁さんも居るだけに、声が浮く事もなく掛け合いの楽しさも生まれていて、中々奇跡的な作品だったようにすら感じる。

・ゆびさきと恋々
 パーフェクトアニメーション…。亜細亜堂制作・村野佑太監督作にして監督全話コンテ。聴覚障害を持つ主人公の物語を描くにあたって、膨らませる所、立てる所、配慮する所等々抑えるべきポイントチョイスの的確さがすさまじい。障害を抱えているが特別かわいそうに考えるべきでは無い、かと言ってハンデが無い訳ではない。その状況下で雪が何を想うか・どう感じるかを伝えるためのアイテムの使い方やコンテ演出、手話アニメーション作画力、美術等々が全部凄い。横断歩道の音は特に我々が生活する中で聴覚障害に対する意識を向けるポイントなので、そこが重要なロケーションとして多く活用されていたのは上手い。

 一見するとよくある少女漫画らしくメインの登場人物同士で複雑に矢印が伸びていて、選ばれなかった者の不憫さも含めて共感する話に見えそうな所なのに、誰かと誰かの世界が必ず繋がっていて、どこかで行き止まりになっている訳では無いようになっていたのも非常に上手い。逸臣さんはいかにも少女漫画的完璧イケメンの造形をしているが、雪と付き合う事になったのは逸臣さんが桜志君よりも正しいからという訳では無く、雪と逸臣の世界が通じ合ったからというのがしっかりと伝わった。最終話では今ある逸臣さんの世界は子供の頃に自らが世界を広げた先で辿り着いた場所だというのを描いていて、ここまで丁寧に作れるモノなんだなあと感動してしまう。我々視聴者も桜志君と同じように逸臣さんの軽さに疑ってしまっている所からスタートして、理解していくための1クールだったと思う。
 作品のテーマがテーマなだけに、テレビ放送だけでなく各種配信サイトでも字幕が表示されるようになっているのも大変グッジョブだった。製作委員会に入ってるからMBSアニメと同じスタイルの字幕なんだと思うけど(この感想を書くために調べるまでTBS製だと勘違いしていた)、ここはSE等も音自体を字幕として拾った上で括弧書きで解説する字幕を作るので、この作品に相応しい字幕だったなと思う。

・俺だけレベルアップな件
 ミズシノ君どういう事なんだテンポが悪すぎないか!そんな感じのミームがごく一部で発生しただけでも楽しめて良かったんじゃなかろうか。というか個人的には序盤のお国柄の違いによりなんとなくキャラの考え方がズレてるトンチキさも、中盤の姿が変わってイキりだすミズシノ君も、終盤レベルが順調に上がるようになってマトモにタイトルが機能しだしてからもそれぞれにそれぞれの楽しさがあり結構満足度が高かった。ただラストの戦いはクエストのため敵も喋らずかなりノルマを課せられているような戦いだったので、続く2期ではもっと悪の高ランクハンターがドシドシ襲ってくる展開になってくれると嬉しい。

薬屋のひとりごと(連続2クール目)
 安定してクオリティも高く面白かったが、2クール目は薬以外の知識が謎解きの鍵となる事がかなり目立ったなと思う。それぞれの事件が壬氏暗殺計画に繋がる伏線だったとはいえ、そこまで薬に関係無い知識でも猫猫は知ってる(周りは知らない)んかい、とはなった。相当に下衆な悪役に見えていた羅漢も、ボタンの掛け違いによる悲劇ぐらいのものだったのか…?という所に収まったのでちょっと物足りなかったか。
 中国が舞台のように見えてあくまでファンタジー中華な世界観だが、壬氏を救った事で大怪我をした猫猫をお姫様抱っこで運ぶ壬氏の長尺シーンを劇中歌を流して乗り切った所が中国アニメでよく見る演出だ!という感じでなんか良かった。

・僕の心のヤバイやつ(第2期)
 まだ桜井のりお先生の前作のノリが残っていた原作序盤にあたる1期時点でエモさを前面に押し出した演出で作っていた事が大成した2期だった。撮影でバシバシ光を足してきらびやかな画面や、市川のモノローグで毎回サブタイトルに繋がる構成、スローモーションな動きなど数々のドラマチックな作りは、山田という魅力あふれる女性に次々と惹かれるナンパイや足立が現れる事も、彼らが身を引く決断する重さも、その決断させるだけの理由になる市川のカッコ良さもより一層引き立てていた。

・最強タンクの迷宮攻略
 追放された主人公が自身の才能についてすぐに気づくので良かった…という判定は甘すぎかもしれないが、そのお陰でストレスなく見れただけでなくルードが皆んなから愛されるキャラな事になっているのを受け入れられたので、敵だった相手すら仲間にしていくこのストーリーに合っていたと思う。

・遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!(連続8クール目)
 分かりやすく、だが単純では無いSFの話をずっとしてるので毎回驚かされる。原作付きのアニメでもなぜこんな構成に…となる事が多い中で、オリジナルアニメでこれをやれるんだと思うぐらい筋の通し方や過去の話の拾い方がシュッとしてる。この作品内で死者蘇生カードを誕生させる前から墓地のカードを呼び戻す効果は散々使っていたと思うが、相手の墓地も含めて理由なくモンスターを復活させることが出来るという死者蘇生の概念が当時現実のカードゲームにおいても複雑化に繋がったのは間違いないので、相変わらず平気で自らのカードゲームを批判する力が高いと感心する。
 微妙に出番や役目が減りつつあった遊歩さんが2年目ラストで消え去ってしまったのが非常に悲しいが、その直前の第99話「ラストゼミザムライ」で可愛い姿が見れた。頼む3年目もおまけコーナーやEDだけでなく早く本編で復帰してくれ…。総作画監督作画監督・一人原画波風立志さん回。

・ドッグシグナル(連続2クール目)
 2クール目は躾の話を越えて、家族として向き合う話が増えてより面白くなった。犬に対して過度な幻想を抱くのを良しとしない作品という印象だったので、新たに始まったわんだふるぷりきゅあに冷や水を浴びせる話が来るんじゃないかと思ったが、むしろ歩調を合わせるようにパターン化の必要な躾を教え込むためにはそれほどの愛情があっての事という内容にスライドしていった。
 特に18話「漫画家と柴犬」はあまりにもグッドエピソード。耳が悪くなった柴犬の茶太郎のために陰気で売れない漫画家の林さんが奮闘する話だが、周囲に気味悪がられても身振り手振りを大げさにする事で意思が伝わるのが大事というのは、丁度同期アニメであり非常に繊細な注意を払った指先と恋々と齟齬を起こす事も無く独自性を見せる内容だった。またその大げさ具合が漫画を描く上でも活かされるようになってくるのは、以前に転生貴族の異世界冒険録の感想でも自分が触れたリアクションの大切さに繋がる話だったので、個人的に嬉しかった。

 転生して超越者的な能力を身に着ける作品を数多く見てきている視聴者は今更驚きもしないのだが、この作品内においては驚天動地の大事件である、というのを大事にするリアクション幅とその天丼がめちゃくちゃしっかりハマっており、リアクションはギャグの基本である事を改めて実感させられた。どうせ驚くなら何回でも・新鮮に・大げさに・スカさずに驚くべきであるという事だ。

2304-06月期アニメの感想-2 - ブシだらものおきば

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
 主人公ネマさんの非常に独善的な振る舞いはポーション頼みのカオル殿に並んだかもしれない…。度を超えて厳しい家庭教師を現代的倫理観で説教することはせずに獣人差別主義者だと見抜いて論破する所から始まり、鬼と人間を共存させるためにある程度狩り狩られるのは仕方が無い牧場のような場所を設ける事を提案、コボルトを生かすために人間の敵となって襲い掛かりコボルト側の負傷者が出ると動揺するなどなど、驚愕の行動がいくつも飛び出してきた。動揺するのが特に良くなかったように思うので、結果的にずっと独善的でマウントを取ろうとし続けていたカオル殿の一貫性の高さを再評価したくなる気持ちすら湧いた程だ。

・明治撃剣-1874-
 つむぎ秋田Lab初の元請となるアニメ。今期の第七王子でも元請していて制作工程が注目されており、内製化の度合いで言ったら京アニレベルの会社一丸となった作り方が出来上がっていると感じる。
 テレビではBS松竹東急のみの放送であったため全く知名度が無く、自分が毎クール初めに利用している今期の新番情報を載せているサイトでも最初取りこぼしがあったので、フォロイーさんがBS松竹東急独占のアニメがあると言わなければあやうく気付かないままであった。Xの公式アカウントフォロワー数が放送前で25しかなく、最終回を迎えた現在も500程度しか居ない。
 知名度こそ低いが内容はかなり好感触で、よくある幕末の戦いで色々あった元武士が再起する事で暗躍する人間たちの闇を暴こうとする作品の中でも人間関係が複雑では無く見やすい作りだったのが、他にも明治時代を取り扱ったオリジナルアニメが多い中であまり上手く出来ていない事と感じたので結構凄いなと思った。なんとなく中盤以降の話運びが大味になっていって、キャラも実在人物である斎藤一は抜きにしてもるろうに剣心で見た!と思いたくなるようなガトリング使いとそれを防ごうと盾になる巨漢、全身やけどで包帯グルグル巻きの狂人が出て来たのは勿体なかったが、最後まで静馬や狂死郎の台詞回しはカッコ良かった。

範馬刃牙(第2期連続2クール目)

 地上最強の親子喧嘩編完結(とついでに烈海王ボクシング編)までアニメ化。~~という実例もあると言いながらその実例を示す絵で丹下段平にしか見えないセコンドを出したり、モハメドアライを出しておきながらモハメドアリという偉大なボクサーも居る事にしつつその後にすぐモハメドアライを再登場させたりと、強さを説明する上で原作自体があまりにも自由に嘘をつくのだが、そこに説得力を感じてしまうので大した映像化技術だなと素直に感心する。しかしグラップラー刃牙時代からの最大の目標である範馬勇次郎とまで戦ってしまっただけに、原作が続いてるとはいえこれ以降の話は…流石にアニメの力をもってしても厳しいんじゃないか…と思わざるを得ないので今後どうなるかは不安だ。

・真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd
 あまりにも大躍進の2期だ…。1期は色々と空気の悪さが目立ってトンチキな絵面ぐらいしか好感触だった所は無いが、2期はレッドもルーティも迷いを断ち切った状態でタイトル通りスローライフを過ごそうとしているのが非常に嬉しい。緩い生活そのものを描きたい訳では無く、あくまでスローライフを過ごすためにこの世界において避けては通れない加護の存在と向きあう人たちの話となったのがテーマも伝わりやすく見やすい話だった。
 レッドにずっと余裕があり、勇者の加護を持つヴァン君ですら軽くあしらって反省させていて安心して見れた。改心したヴァン君がうちわを持つ姿が単なるギャグになっておらず、右手を失ったダナンと共に映っている事にすら意義を感じる。

 1期のアレスが好きだったので、ここまで大団円を迎える2期がやれるなら1期でもアレスが死なずに済んだんじゃないか…と苦しくもなりつつ、いやアレスが死んでしまったからこそ、それを胸に刻んで今彼らがスローライフを過ごしているのだなと感じられた良い2期だった。

ガンダムSEED FREEDOM(劇場版アニメ)
 テレビアニメでは無いが、1月に見たのに今年のNo.1劇場版アニメはもう決まったなと思いたくなる程に名作だったのでついでに感想を。自分自身は元々作品に特別思い入れがあった訳では無いのだが、この20年でファンの作品に対する捉え方の変遷すらも利用した動かし方で既存のキャラクターはうっぷんを晴らすような爽快な動かし方、それに乗っかるように新キャラを馴染ませる活躍のさせ方はあまりにもアニメ作りスキルが高すぎる。特に新キャラのアルバートはメカニックなので居なくても成立しそうなもんだが、彼が居る事で話にスピード感が出ても納得させられたのでとにかくキャラ配置が上手い。
 制作スタッフの本意とは異なるかもしれないが、昔からこのシリーズのキャラの主張の是非を真剣に考える必要が無くて、ただこの世界ならこのキャラ達はこう考えるという事さえ理解していれば良いと思っていた訳だが、本作でも陣営ごとの主張と行動理念が整っていて見やすかった。雑な映画用悪役キャラに思えるファウンデーションの面々だが、リーダーのオルフェがキラ達の煽りにキレてレクイエム(兵器)の矛先を当初の目的からすんなり変えた事で窮地に陥らせたアウラ王妃の行動を咎めなかったりと思想が統一されていたのはかなり見やすさに繋がっていたように思う。ファウンデーション側ではシュラの事が特に好きで、戦闘の強さしか興味を持っておらず、政治を担当するアウラ・オルフェと異なり戦闘にしか自身の価値を見出していないのは、遺伝子操作によって運命が決まっていると思い込んでいるが故の行動なのだろう。そんな彼が最強と謡われているアスランに技術では無くバカみたいな番外戦術でやられたのは、ギャグとして面白いと同時に非常に意義のあるシナリオだったので唸ってしまった。

 

以上、そんな感じでまた来期(今期)~。